たのむ

 

 

できれば、私の友達の悪口を言わないでほしい。嫌なところを言うのは百歩譲るから。どうしようもないことは言わないでほしい。

両親の悪口を言わないでほしい。私の半分と半分だから、私の悪口を言うのはいいから、直すし。根本的な否定をしてそれと似てると言って拒絶しないでほしい。

私が弱音を吐いた時、「おまえの立場じゃなくてよかった」というのは、もっとオブラートに包んでほしい。じゃなきゃ走って逃げてくれてもいい。

私が誰かの言葉に傷ついて怒ったり泣いたりしたとき、「気にするな」じゃなくて、無責任でいいから「そんなことないよ」「大丈夫だよ」って言ってほしい。

私が泣いたときはもう治まるまで泣かしといてほしい。明日からちゃんとするから。また泣くのを我慢するから。

ぐしゃぐしゃのままで放置しているのは次に進むまで触らないって決めたから、同じ時を共有していても、価値観は同じじゃないから思い出はまだ綺麗じゃない。

勝手に心配して勝手に安心しといてほしい。

喋んなくても、安心する距離でいてほしい。

私が寝付けなくても勝手に寝ててほしい。でも、たまには起きててほしい。

たまには私のことも認めてほしい。「がんばったね」って。

言いたいことは言うし、言いたくないことは言わないし、言えないことが何より多い。

ね、好きだったてこと いつか伝えさせてほしい。