「カレーなのに美味しくないって相当じゃねーか」
いいから食べろや。
友人がカレー作ったらしい。牛すじカレー。「おいしくないから食べに来ない?」って聞かれて、「今日 バイトだわ」と断ってバイト先でこのことについて話したらこう返ってきた。カレーなのにっていうカレーのステータスかっこいい。いや、私が突っ込んで欲しいのはそこじゃなかったんだけども、まあ これって例えば いわゆる
「高校生なのに分数できないって相当じゃねーか」
「野球部なのにバットもったことないって相当じゃねーか」
「美人なのに彼氏できたことがないって相当じゃねーか」
ってことだと思いません?
そもそもの土台があって当たり前の上できちんとしていないと程度が普通より甚だしいと見なされてしまう。自分の価値をちゃんと理解した上で身の振る舞いを考えて生きていかなきゃ後ろから指刺されるって話。グサッ!
そんな社会のなかで 普通の人間のように振る舞えているか不安もあるけど、今、とてもどうでもいい。どんな風に思われてもいいや。第一印象が一人っ子なら一人っ子っていう設定でいい。いてもいなくても皆に関係ないでしょう。
生きてく上で人と関わるとして身だしなみはしっかりと あと あんまりバカさを出したくない。バカさとは偏差値以外の常識とか育ちとか細かな煩わしさとか。
好きとか嫌いとか以前にみんなに無関心で、嫌いだなと思うところも好きだなと思うところもあって その中でただ私が器用に生きられたらいいのになって。自分にとって大切な人は幸せになって私の前で笑ってくれたら嬉しいし、嫌いな人も知らないどこかで幸せに勝手にやってたらいい。どうでもいい。でもなるべく平和だと嬉しい。今は誰がどうでも誰とも分かり合える気がしない。私の痛みは私の痛みだし、あなたの痛みはあなたの痛みだ。まずいカレーの行方は知らないし、勧めてきた彼女にとって私はそんな程度の人間でしかなくて 人の日常で 大切なもの とは 一 体
とか考えるけど いつかのカレーを飲み込んで 泣いたら涙が地面に落ちることを喜んで
今は 地球が23.4度傾いて正しい方向に回転していることを願うだけ。