おれの能力こんくらい

 

飲み放題で女が三口くらい残す親指と人差し指にまだまだ余裕あるそんくらい。店長に言われた

「お前の能力はこんくらいだ!こんなちっぽけだ。」「社会に出た時のためにいっているんだ」「三年目になったら許さない」

そんな途方もない先のことなんてわからないよ

ちっとも上がらない能力給と ちっとも上達しないわたしのこと

終わりが見えないのと 進化できる兆しが見えないのと 頑張れる理由がだんだん消えていくのと 何もわからないまま時間が経過していってずっとこのままなのがこわくて仕方がない

何も考えていないわけじゃない 一年と半年以上働いていてなにも考えていないわけじゃない。大人しいからって本当に大人しいわけじゃない

姿勢良くしたり、声ワントーン上げたり、謝ったり、考えて動いたり、かばったりしている 一年と半年何も変われたって認められてもいないし、泣いた時だけ「大丈夫」ってそんなわけない。この場から逃げたい。大丈夫じゃない。あみだくじしたり、笑えるくらい大丈夫になってから人に話してきいてもらったりした。納得できる答えをもらった

「そこじゃないところで別の能力を伸ばせばいいんじゃない?」

ストンと落ちてきた 縛られてしんどかった私が自由になっていい理由

もう、成長できないって自分で決めるのは苦いけど、「ここは甘いのよ」って魔の言葉だけど、昔はどうだったとか、お前よりつらい人がいるとか、◯◯できるだけ幸せだと思えとか、そういうんじゃなくて 私の痛みは私の痛みだから

本当にごめんなさい 私はバカだから答えだけを教えてもらっても、解き方がわからなければ自分で答えがだせない

まだ私には早かった それでは、ばいばい