俺は自分を守りたいけれど

 

どうやって守ったらいいかわかんない

 

 

 

今日の格好は自転車より歩いた方が可愛いからゆったりとした五キロを進む。長いバイパス沿いでやっぱり自転車で来ればよかったなんて思いながら 日差しを睨む。絶対に焼けたくない。先週、慣れないパンプスを履いてアパートに着く寸前に階段を踏み外し転んでできた傷が痛い。ぴかぴかのアディダスのスニーカーを履いて、白地に青のラインが上靴みたいで 道路の上を土足の逆で歩いているみたいで 背徳感が楽しいな って思って足取り軽く家を出たはずなのに。

 

雨の日に傘を盗まれて、「傘は循環するものだから」と友人の友人が言った名言に感心したことを後悔する。循環する前に困る人がいるよ、盗めないような人がいるね。あれから傘立てを毎日確認するけど、全然返ってこないね。

 

ある寒い6月に ヒーターをつけて お前も寒かろうにと自分より前にヒーターの目の前に置いた多肉植物が死にかけている。どんどん白くなって 上向きだった葉は重力に負けて、虫に食われかけていた葉は落ちてせめてもの子孫を残そうとしてくれているのかな。ねえ、ごめんてば。もう二度としないからさ、水だってあげるし、日光だって浴びせるように心がけるから塩辛いのはやだよ

 

実家に帰ると普段より肌が白く見える。緑の反射かな それとも死ぬのかな

 

死にたいと思う気持ちでほんの少し痩せる。泣いた分の水分とともに生命力がながれてくのかな それともただのストレスか。これを笑顔で話せるようにしているつもりだけど 今、私はどんな顔してるんだろう。逃げよう 逃げよう どこまでも

お日様に当たると鬱がよくなるって聞くけど、太陽は一つしかなくて良かったね。明日晴れたら何をしようか。洗濯物かな お布団干そうかな やることいっぱいあるけれど全部明日に回しちゃったから どうしよう 明日誰とも喋りたくないかも

嘘でいいからラブソングを作ろう 御社君が弊社君になるような両思いのやつ

あー雪でもふらないかな 不謹慎なことばかり考えてごめんなさい

 

 

 

 

 

今週のお題「晴れたらやりたいこと」

泣いてもい?

 

泣かないように毎日頑張ってる。

 

「あなたは強いね」

「そんなことないよひとりで夜、泣いてるよ 強くなんかない」

「そうなんだ でも私には強く見えるよ」

 

弱さを他人に見せる強さがないだけで、不器用なところを他人に見せられる器用な人が羨ましいな

 

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ほんの少しでいいから、私がもうだめだってなったときに、がんばれるような魔法をひとさじください。ほんのすこしがんばれるような前に進むためのおまじない「すき」をください。上手に息を吸って吐けるような高揚をください。

星をみて涙がでてきたからいっそ落とそうと前を向く。夜道にひとり泣きながら それでも、それぞれの生活があるんだって ちょっと高いところから住宅街を見下ろして歩く。静かな涙は冷たい。堂々と誰にも見せないでめそめそしてる。

「大丈夫?」ってきかないでほしい。 もうずいぶん前からだめなんだ。答えが分からないから大丈夫じゃないんだ。「大丈夫」って返すのはバグなんだ。「どうして上手くできないんだろう」って原因がみつからなければ、ずっと苦しいままで 答えが分かっていても解き方が分からなければ生きていくのはむつかしい。

一緒に道に迷ってくれる?笑ってる私の暗いところ見抜いてくれる?心配してくれる?路頭に迷ってたら助けてくれる?泣いてたら笑わせてくれる?

ね、今すぐ意味のあるものになってくれる?

 

銃口を向けられたことがある人生

 

 

最近の道路ってなんでBB弾落ちてないの?

 

 

 

 

 

顔写真の鼻の穴と目を画ビョウで穴開けられる人生。

「死ね」って言われたことがあるけど「愛してる」と言われたことがない人生。

 

 

自分の人生とは言え、自分が選択できることは限られているような気がする。いや、銃口を向けられるような小学校に通うのをやめて早く家出すればよかったのか。小学校中退。かっこい。銃口といっても、BB弾で撃たれただけなんですけれど。それとも日頃の行いが悪かったからBB弾で撃たれてしまうような人間になってしまったのか。彼らにそんなに悪いことしたかなぁ、足が遅かったのがいけなかったのかな、本心を隠し続けたのが気持ち悪かったかな、ごめんね。

「誰でもいいから人を殺したかった」の被害者になる確率すごくない?でも、電車を乗るために並んでいる人を見ると背後に気をつけなね、とも思う。どっち側の人間なのだろう、どっちでもないけど。

高校の担任の先生が嫌われすぎて、友人に「神様が人を一人殺していい権利をくれたら先生殺す」なんて言われていて、そんな権利を与えられたら私はいつ死んでたんだろう というか 今のところ何回死んでるんだろう と悪寒を感じた。なんていうか、小学校のときデスノートが流行って嫌いな人間の名前書く男子とクラスの中心の大嫌いな それでも仲良くしてた女子にそれを見せてもらえないときみたいな感じ。足はちゃんとついてるけど、浮遊感

レオンを見て思ったんだ。どきどきしたんだ。私は、殺すのに惜しい人間じゃないかもって。自分で自分を測って 小さくて誰にも手が届かないような気がしてる。

それでもさ、自分が生きていられる今、消えるまで頑張ろうと思った。夢がまたできてさぁ、変わってやろうって やればできることを また信じてみたいと思えたんだ。夢が叶わなかったのが人生でもまだ消えてない。まだ激エモエンドのエンドロールの続きを生きてる。「人を幸せにする職業に就く」私は変わらず世界を変える。銃口を向けてきた奴らに言うんだ「ありがとう」と

 

「カレーなのに美味しくないって相当じゃねーか」

 

 

いいから食べろや。

 

 

 

 

友人がカレー作ったらしい。牛すじカレー。「おいしくないから食べに来ない?」って聞かれて、「今日 バイトだわ」と断ってバイト先でこのことについて話したらこう返ってきた。カレーなのにっていうカレーのステータスかっこいい。いや、私が突っ込んで欲しいのはそこじゃなかったんだけども、まあ これって例えば いわゆる

「高校生なのに分数できないって相当じゃねーか」

「野球部なのにバットもったことないって相当じゃねーか」

「美人なのに彼氏できたことがないって相当じゃねーか」

ってことだと思いません?

そもそもの土台があって当たり前の上できちんとしていないと程度が普通より甚だしいと見なされてしまう。自分の価値をちゃんと理解した上で身の振る舞いを考えて生きていかなきゃ後ろから指刺されるって話。グサッ!

 

そんな社会のなかで 普通の人間のように振る舞えているか不安もあるけど、今、とてもどうでもいい。どんな風に思われてもいいや。第一印象が一人っ子なら一人っ子っていう設定でいい。いてもいなくても皆に関係ないでしょう。

生きてく上で人と関わるとして身だしなみはしっかりと あと あんまりバカさを出したくない。バカさとは偏差値以外の常識とか育ちとか細かな煩わしさとか。

好きとか嫌いとか以前にみんなに無関心で、嫌いだなと思うところも好きだなと思うところもあって その中でただ私が器用に生きられたらいいのになって。自分にとって大切な人は幸せになって私の前で笑ってくれたら嬉しいし、嫌いな人も知らないどこかで幸せに勝手にやってたらいい。どうでもいい。でもなるべく平和だと嬉しい。今は誰がどうでも誰とも分かり合える気がしない。私の痛みは私の痛みだし、あなたの痛みはあなたの痛みだ。まずいカレーの行方は知らないし、勧めてきた彼女にとって私はそんな程度の人間でしかなくて 人の日常で 大切なもの とは 一 体

とか考えるけど いつかのカレーを飲み込んで 泣いたら涙が地面に落ちることを喜んで

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今は 地球が23.4度傾いて正しい方向に回転していることを願うだけ。

 

 

誰かの汗のにおいがする季節

 

全然入ってこないテレビ番組と、散らかった部屋。誰かはもうここにいないから、すっと自分から意識を抜く。さんざんサボった洗濯のせいで明日つける下着がなくて、ぼやけた体で身の回りをやっと片付ける。

毎日楽しい。夜遅くまで学校に残ってみんなの顔色を伺いながら手伝って作業する。失敗できないパネル貼りと、薄暗い証明の中だんだん展示ができてくる。週のど真ん中あたりからもうとっくに頭はフラフラだけど、口から声を出して顔を動かして誤魔化す。みんな自分をみせるのがうまいなと横目に、既にできたコミュニティの中に入れないことなんかどうでもよくて、ただ空気洗浄機みたいな役割ができたらなぁと思う。

ほんじつ日曜日。体を起こして背を伸ばして自分の空気を入れ換える。だれか楽しい漫画貸してくれないかなぁ

世界は自分と自分以外の全てしかないけど、大丈夫

 

冷や汗をかいてハッと目覚める。

まだ薄暗いカーテンを眺めては 夢かと一息ついて 重たいからだを起こしてまだ頭のなかで鮮明な記憶をなぞる。 

 どんな内容だって夢の中で喧嘩して途中で現実へ帰るとドキドキする。ハッと目覚めたなんて最悪。生き返ったような実感を苦しいと思いながら、いつもと同じように生活へ向かう。

朝、一日の始まりのとき 自分が投げられたあるいは投げた罵詈雑言を他人に聞いてもらいたい。この自分だけのもよもよを少しでいいから「夢だから」と笑って否定して軽くして欲しい。でも、まだ始まったばかりの朝にもよもよを共有される相手の身になるとつらいし、口にだしていないはずの罵詈雑言を朝から自分の声にするなんてと、躊躇する。

喧嘩した相手に会うのがこわい。夢の中だったはずなのに、ハッと目を覚ました、自分に滲む冷や汗が昨日のできごとよりもよりリアルに感じさせては、不安が襲ってくる。本当に喧嘩なんかしてないよね?あの罵詈雑言は嘘だよね、私だけが聞いた或いは言ってしまった虚言だよね。肯定されたいけどこわくて、相手の反応を見る。顔の、普段見ないくらいに凝視する。「どうしたの?」と聞かれて、「あ、うん」夢の中で喧嘩したんだ、とやっと伝えられる。安心するために明るく溜め込んだ息を吐き出して、罵詈雑言は飲み込んで。

 

 

 

 

 

 

この一連を一人で抱えがちだけど、こんな夢を見て人を怖がって自分を疑ってしまうようなこの現象が有名じゃなさそうだから、結局自分一人だけが世界でこんな目にあっているのでは?と思う。確かにその相手と自分との関係をそのとき夢に見たのはあなただけだし、私だけではある。けれど、高校のときに友達が「友達と喧嘩した夢を見た。現実か夢かわかんなくて不安…」と告白してくれて、そんなこと とてもあるよね、と共有できたので私はもう大丈夫。

大丈夫な人が増えるように、書き記す。

ひとりじゃないよ 夢だから安心して おやすみなさい