あまくてにがい

 

マッチングアプリで知り合った男と、かわいらしい喫茶店にはいった。色とりどりのクリームソーダや種類の豊富なコーヒーがメニューにならんでいた。プリンやチーズケーキなどの定番もあった。四角いプリンとコーヒーにしようかなと思っていたが、男が映える青いクリームソーダを頼んでいたので私もザクロ味のクリームソーダを頼んだ。

他のお客さんが頼んだ四角いプリンを見ていいなぁと思った。暗い店内にはカラメルソースがたくさんかかったプリンの方があってる気がした。

「あれがプリンだね〜おいしそう」と話していると、プリンの作り方を知らないと男が言う。まじか。

「牛乳からできていることはなんとなく想像がつくんですが…」まじか。

牛乳とたまごと砂糖でできるよと伝えると

「じゃあ、カラメルをつくるのが難しいんだ?」という。

砂糖と水を火にかければ茶色くなる旨を説明しながら、プリンなんて家で簡単に作れるのになぁ…と思った。

「形にするのがむずかしい?」と聞かれ、難しいところを考えた。カラメルをつくってベタベタになった鍋を洗う工程。湯煎して固まったか固まってないか確認しながら待つ時間。

材料とつくることは簡単だけど、ちょっとした工程にめんどくささが生じるが、むずかしくはない…と言えなかった。固さとかなめらかさとかこだわったら大変かも。と伝えた。

かんたんだよ。プリンつくるなんてよ。かわいいもの、甘いものが好きだと言う彼にわくわくしながら作らせてみたいなと思った。

もう会わないだろうけど。

 

九時間半740円で労働しました

 

抱きしめてください

 

1月のシフトを出し忘れてあわあわしない。バイト先での圧倒的年下の権力を振り回したい。

 

 

山形にいた頃のブログかわいい。

ずっと機嫌よくいたい。でも、調子にはのらず、太らず、ことばにはきをつけて生きていきたい。

うっすら苦い感じはあるけど、とおい

 

社会人の春休みです。去年は夏休みもあった。半年という期間で仕事を辞めてしまうので全力有休消化期間となります。お疲れさまです。

 

最近はとてもよく眠れます。整骨院でやたら体の不調を聞かれるので関係ないだろうと思って言わなかった不眠について喋ってみたら、頭と首を重点的にやられて、その日は23時にぐらぐらきてよく眠れました。眠れない日もたまにあるけど、とても眠れます。たぶん、ただのストレスフリーなんだと思う。

好きな人がいなくて、仕事も辞めて、自由でここ近年でいちばん元気な気がする。

 

今日は半袖で過ごした。

ずっと洗っていなかったスニーカーを洗って、布をぬって、いろんな荷物を受け取って掃除して。明後日妹が東京にくるから食材を買って。部屋や私の生活のなかにどんなご指摘をいただくかなぁと予想しながら、でもきっと予想できないところになんか言われるんだろうな。

 

漫画を読んで、雑誌を読んで、テレビみて。

ぬくぬく生きていると思考の深いところまでいけないけど、ぬくんうく生きていることをたまには残してみてもいいかなぁと思って、春休みは日記を書こうと思う。

続きますように。

 

202302

 

会社を辞めると伝えた次の日の朝

水筒をつくりながら歌っている自分がいた。

 

人と会う約束をして前日とか当日の家で支度している時間

行きたくなくなっている自分がいる。

 

行ってしまえば、痛くもなんともないのに。

どの失敗が どの醜態が どの拒絶が 私の足を竦ませるのだろう

 

このまま2mm浮いたような状態でずっといられたらいいのに。

 

声をかけてくれる人がいるのは、とてもありがたいことなのに。

裏の心の薄暗いところを探してしまう自分がいるのが嫌だね。

やさしい人に救われて、その分だれかに返したい。

やさしい自分でありたい。

1年ぶり日記

すずめの戸締まりという映画を観た。

久々にこのブログを開いて直近の内容を読んだ。暗い。

まるっと一年ブログを書いていない。色々あったよ。転職、引越し、失恋、友達もたくさん北へ帰っていったよ。

今も大丈夫じゃないこともいっぱいあるけど、時折死にたくてしかたない時もあるけど、持っていた絶望はいつしか風化したり、思ってもない未来がやってくるよ。満点のハッピーエンドじゃなくても前を向いていくことが私ならたぶんできるよって今の私が過去の私を抱きしめてあげたいと思う。

実感

 

歯を抜きました。

痛くなったら麻酔が効いていない場所かもしれないので右手をあげてください。と言われました。いちばん、奥の生えかけの歯を抜くのです。歯を抜いている時、口があかないところまで開かせられて、口角がいちばん痛かった。キュイーンの音にこれがこわいやつか、と思ってたら耳に膜がかかったような感じがして遠くに聞こえて、こわかった。

 

昨日は、病院へ行きました。

病院へ行ったとて、薬しか出ないのだけれど、根本の解決はなにもできていないのだけれど、明日、明後日、1週間を少しでもマシにするための薬なのです。

自分を少しだけ、安心させるための薬なのです。

 

明日、詰められる予定があります。

それが不安になって憂鬱がひろがっていきます。もう未来なんか見たくない。思考停止。怒られたくない。逃げたい。

でも、明日はくるし、私は私の非を認めて、ぶあ〜と広がる憂鬱を、喉が閉まるあの感じを、胃の痛みを、目からでそうな涙をまた堪えて毎日を繰り返していくのです。

 

どうしたらいいんだろう

余裕があるときは困っている人に優しくできるけど、余裕がないときは誰を頼ったらいいのか分かんないね。これが一生続いていくのかと思うと嫌になるね。

 

気を紛らわせる方法として、漫画も、映画も、ドラマも、アニメも、小説も、音楽も、文化があってそれを差し出してくれる人に感謝しなきゃだね。つくる人に憧れるね。

 

歯が砕ける音を聞いた。生きた心地がしなかった。

うがいをすると、白い洗面台に赤が広がった。

口から出た血の匂いを嗅いで、あ、生きてるって思う。

 

 

今日よかったこと

 

テレ東で銀魂2(実写)が放送されてた。途中でブラックジャックエヴァやトトロがでてきたり、私でも名前が出てくるような俳優陣に相当なお金かかっているんだろうなぁ、それでもふざけるためにふりきって面白いものを作って儲かってるからまた映画やるんだろうなぁと、大人になった視点で見てしまった。悲しい。

それでも、沖田さんの目が、アクロバットが、良すぎて心が躍った。鴨太郎のセリフは、普段だったらふーんで見ちゃうのを、うう…と思ってみてた。銀さんのシャクレでフフッとなった。神楽もお登勢さんも白目の時、漫画と同じ顔ですごいな〜と思った。ありがとう、銀魂

 

豆腐屋さんで油揚げを買ったら、お金をのせるトレーがなくて、接触を避けるために小銭を置くか悩んだけど、油揚げが手渡されて、そのあと、手を広げてくれたので手のひらにお金をわたした。その広げてくれた手がふかふかでおいしそうでよかった。

 

角煮をつくった。レシピ本をだいぶ前に買って満足して一品もつくってないことに気がついて、何かしら書いてある料理を作ろうと思って、その中のひとつの角煮をつくった。正直、胃腸が強くないので角煮という重たい食事に不安だったけど、これから老いていく一方で、弱気になっちゃもったいないなと思って作った。

食べたらもちもちだった。思ってたのと違う。普段食べない食感球で面白かった。まだ、めっちゃ余ってる。