恋心で高校を決めた

 

不謹慎である

 

 

でも、たぶんきっとそう。志望していたところが定員あふれて、友達が進路を変えて、じゃあ、私もそっちに行こうかなって思った誘惑の中に彼がいたと思う。

「この人ともう少し一緒にいたい」って心のどこかで思っていたと思う。当時そんなにはっきりした自覚はなかっただろうし、自分で簿かしていたと思う。

元々志望していたところより偏差値はあがって勉強して受かって。三年間彼を見届けた。一年の早々に他校に彼女つくってるの知ってて目でずっと追いかけていた。

恋愛にだけ目を向けるとそんな高校生活だ。

 

やりたいことがない。ずっとずっと今だけが目の前にあってそこしか見えない。だからそんな高校の選び方をした。自分の頭で行けるところは限られていたけど、田舎の学校、偏差値なんて竹の子の背比べで、とりあえず公立の中から選んだ。滑り止めも受けずに

 

反対に大学を決めるのは早かった。早くに決めろと言われていたこと、「普通科の高校生なんて就職できない」と言われて(絶対そんなことない)進学が当たり前かのような気がしていたし、見ている世界も狭かったからとりあえず、住んでいるところから通えそうなところが見つからなかったので東北で調べて素敵だな、ここなら入れるかなと思って受験した。

もちろん、オープンキャンパスに行って受験時に提出しなければならないものを持っていき、アドバイスを受けて作り直して面接した。本当に早々に決まった。行きたいと思った大学も、進路先も高三の夏の終わりくらいには「本当に?」と思いながら全部決まっていた。

 

そして今、就職活動。選ぶ権利をふるった上で、御社にふるいにかけられる。御社ともっといたいと感じられる所、早く見つけて猛アタックしていきたい。

 

と思うのと同時に誰とも両思いになったことないのに、私、どうなっちゃうの〜〜?

とりあえず、ラブレターとしてESと履歴書書こう。斜陽を読んだので、そんな感じのラブレター書いてこう。