魚卵

 

 

最近、闇金ウシジマくんを見た。ドラマのシーズン1-3と映画1と2。3もやってくれ頼む、ネットフリックス~。山田孝之の顔がきれいだな~いいこと言うな~以外のところはつらくて、間にあの花を休憩として挟みながら見てたんですけど、ウシジマくんは胃が痛いわ、あの花は泣けるわ、情緒が不安定だった。

 闇金に手を出して返せなかったら女の人は風俗に堕ちることが可能である、怖い。債務者になったら、という想像が頭いっぱいになって私だったら死ぬ、自殺するって、なんでこいつら頑張って生きてるんだろうって不思議だった。

 

これですべて終わるんならって考えてしまう。家族、恋人、友人、金、金、金、嘘、犯罪、プライド、貞操、金、名声、夢、金、裏切り、金、結束、人脈、金、金、ホスト、キャバクラ、私、一人、金、繋ぎ、金、暴力、ストーカー、金、口封じ、金、金、金、かわいいものしりとり。

全部、最低で最悪でも生きてたいって思う?

 

小学生の時、いくらとかすじこが朝食に出て、罪悪感を感じてた。こんなに小さいうちに食べなくても、鮭になるまで生きて楽しんでもらって食べた方が良くない?って真剣にすじこを見つめながら考えてた。人間が食べてしまうせいで絶滅してしまうんじゃないか、そのせいで鮭が食べられなくなるなら、たまごを生んだあとの魚を食べればいいじゃないかと考えて考えて、気持ち悪くなって嫌いになった。食べられていたものが食べられなくなった。

 

魚の生についてあんなに一生懸命同情していたのに、どこで欠落したんだ。つらいことがあると選択肢の中に死が混ぎれている。

 

魚はどんな気持ちかな、生まれてくる子供をお腹にかかえたままさばかれて死んじゃう。うわ、やめよ。今でもすじこは食べられないし、いくらも五粒が限界。できれば食べたくない。

私のお母さんが生んでくれてやっとこさ二十年生きたのに、五体満足なのに死んだら。うわ、やめよう。でも、魚と違ってお母さんは行き続けるだろうな。あーあ、小さいころからなんでこんなことばっかり考えているんだろう。

こんなことを考えさせるいくらもすじこも、こんなこと考えてる自分も嫌いだ。魚と人間、生まれかわったら逆転してほしい。

 

お題「最近見た映画」

紅茶のタルトを一口

 

昨日は暗いブログを書いてしまったけれど、本当は好きな友達と1ヶ月ぶりにラーメンを食べに行って恋バナをたくさんしたの。「共学って大変だね」なんて言われたけど、女子高に通ったことはないし、日々の生活は私にとって女子高みたいなもので、もう二年の後半になるのに、男子に名前を間違えられたりなどして悲しんでいる。悲しむことが多かったけれど、彼女はこの1ヶ月間幸せに過ごせたみたいで、「この話がずっとしたかった」と私に微笑んでくれた。多福感溢れる。限界の時は、私の気も知らないでと思ってしまうけれど、好きな人たちが幸せならそれでいいし、好きな人がそれを私に話したかったというのなら、私の幸せはここにある。久々に幸せになった気分。

 

今日は1時から歯科検診に向かって、家をでた。秋の日差しが好きだ。赤くなっている葉っぱも、まだ耐えられる空気の冷たさも、秋の服も、日に透けている虫の存在も、だんだん少なくなっていく柿の木の実も。歯科検診は虫歯はないけれど、歯を食いしばっているから、顎が痛くなりがちなどと説明を受けた。透明の型をはめて寝るか、頬杖をつかないか、右でものを噛みましょうと言われた。透明の型を作りたいなんて言えない。コンプレックスなエラが張った顔だけれど、それ以上に大きくなったコンプレックスに負けてしまう。今日から左手でものを食べる。

 

昨日、ラーメンのあとに食べたケーキは、今まで避けてきた紅茶っぽい味だったけれど、品があって少し苦くて甘くてほんのり香って優しい味だった。こんな日々がいい。

大人になれるかな。

おばけが私の気持ちを食べてくれますように

 

f:id:irusuu:20161031234823j:plain

 

 

 

 

 

街はなんだかハッピーヤッピーハロウィンのなか、私は一つ歳をとった。

あらゆるイベントを一人で過ごすと寂しさが浮き上がる。クリスマス、バレンタイン。プレゼントをあげる相手、くれる相手がいて本当にウキウキワクワクするものだ。街が明るくて、活気があることはとてもいいと思うけれど。

二十年前はこの日がこんなにみんなに愛されている日ではなかったんだろうな。逆にこの日を嫌う人間もいるようだけど、私は10月31日が好きだ。いや、嫌いかもしれない。おばあちゃんが買ってくれるケーキは毎年だいたいhappy halloweenとかかれたカップに入っているかぼちゃプリンの確率が多くて、わたしの誕生日よりもハロウィンを主張しているみたい。お菓子を配るみんなからおこぼれで誕生日おめでとうとアメをもらう。地味な私はハロウィンに勝てない。でも、ハロウィンを愛している人よりもあらゆる暗証番号を1031にしている自信がある。やっぱり好き

親以外の誰からも愛されないまま20年も生きてしまった事実やらなにやらを背負って悲しいまま年をとっちゃった。バイト先で「妄想したり、願いを口に出せば叶うことがあるのよ」なんて言われて、明日はちゃめちゃに祝ってもらいたいなんて思いながらでも、明日もバイトだし、そんなこと言えないなって言わなかったらやっぱり叶わなかった、いや、でもこれが私にあっているのかもしれないなぁ。

20歳になったら楽しみがあって、10月31日生まれの人の占いの本に一生親友でいてくれるような人に出会えると書かれていた。はやく会いたいな、

お母さんがわざわざ実家からケーキを三つも買ってくれて、おかずも持ってきてくれて、こんなに大切に育てられてすごく幸せで、本当にありがたい。忘れがちだけど、誕生日はこれまで生きてこれてまわりの人と自分にありがとうをする日だ。

そんな日なのになんでこんなに悲しいんだろ、かなしいんだろ

お母さん、ありがとう

影のこっちがわ

f:id:irusuu:20161025231319j:plain

 

日本人は自己肯定が苦手だそうです。日本はそんなことも病気にしてしまうの?と思うくらい幅広く病気の種類があるね。自分が他と違うことに異常と言う言葉があてはまる。おかしくない?他人がいなきゃ生きてけないけど、自分の足元他と違うとこわいのなんでなの?

 

 

昨日、夢を叶えた人のお話を聞いた。夢を叶えたと言っても、教員採用試験に合格し、来春から先生になるよという先輩方のお話で、夢を叶えたというのはやっぱり先生になってからなのかな、合格が夢ではないんだし、でもまあどうでもいいや。

先生になりたいという気持ちが高校生のときからあったり、こうする人になりたいと思ったとき、教職という職業があっているという考えになったから先生になったと、同じ学科のお二人だったけれど思うところが様々違くて面白かった。長く思いを募らせて夢を叶えた人と思い立って行動して成し遂げた人。二人ともそれはしっかりしていて、明るくて芯があって光っているというか、学生として過ごしてきた時間を力にして強いなと感じた。これまで出会った教員は腐っている人間ばかりだったけれど、教師からこういった話を聞く機会がないのだからやっぱり思うところは全然ちがうな、

夢を叶えた人のお話を聞くなんてそうそうない。夢を叶えている人がちゃんとこの世の中にいるという事実が尊い。先輩方が眩しい反面、果たして自分は、と思ってしまうね、何しにここへきたのだろう

 

 

断捨離がしたい。と思って、今日は去年のノートを処分するか悩んでページをめくった。先生からの講評や自分のコンセプトや改善点、このコンセプトに至るまで考えて考えている樹形図、メモメモメモ。懐かしいなと思う反面 ふうん、こんなこと考えていたんだ我ながら面白いなと思って文字や落書きをたどった。最近自分で納得できるものができなくてもう一回作るか諦めるかでうーーーーーーーーーーーーんと悩んでいた。諦めることにさっき決めた、もう一個作ったところで解決するか?いやしないと思う〜と脳内会議で可決した。きっといつかこのことを後悔するんだろうか、

他人と比較してはしあわせにはなれないらしいけど、刺激をもらって考えることをやめてしまえば、人間終わりだ。じここうていじここうてい自己肯定じここうてい自己高邸ジココウテイじここうていじここうてい、zikokouteii

どんなに他人が大きな声で話していても、一番近くにある声を大切にする。

空返事

 

中学二年生の時、先輩は言いました。「空返事をするな」と。

私は空返事とはなんだろうと思いながら「はい!」と大きな声で返事をした。家に帰って辞書を引いてから私は、ああ、空返事をしてしまったのだなと反省して、それから空返事はしなくなった。

高校生になって副部長になったとき、空返事をしないでほしい、と言ったら部員の誰からも返事は帰ってこなかった。

 

 

 

 

 

今は私のためだけに私が空返事をする。

大丈夫じゃないけど、大丈夫だと。大丈夫、ダイジョウブ、だいじょうぶ、

 

だいじょうぶになりますように

はたち

 

もうすぐ迫ってくる。じゅうく から成人に。色々許されて、色々許されない年齢が近づいてくる。

年金を払ってくれという国からのお手紙が届いて、成人を祝う会と称されたライングループからの招待、前撮りの日程の予定のお便り、祖母と叔母からの誕生祝いにお金と服と靴をいただいて、迫ってくるような、押し付けられているような日々の出来事に「まだ19歳なのになあ」と思う。

 

 

 

三日くらい前に銀行へ行った。その日は年金が振り込まれる日だったらしく、「今日はジジババが銀行にいただろ?」と78歳のおじいさんに声をかけられて100mくらい歩きながら会話をした。年金はちゃんと払えよ、というのとおじいさんは自衛隊に30年勤めて自衛隊はいろんな武道ができて楽しかったが敬礼をしている毎日に馬鹿らしくなったのでやめたという話などをした。たぶん。私の耳が悪くて聞き取れないのと、おじいさんが訛っていてかつ歯がなくて七割くらい何言ってるか分かんなかったからたぶん。

人生の話を聞くのは好きだ。小さいころどんな子どもだったのか、名前の由来は、学生時代の部活、馴れ初め、職業、そのときどんな風に思ったのかは言われないけどその人の表情を見ると今はこんな顔をして話せるのだなと安心できる。

最近は人と話す時間がなくて、忙しいからというよりかは話しかけるのが下手くそになってしまったなと思う。話したい事はたくさんあるけれど、どんなきっかけで話し始めたらいいのか分からなくなってきた。今日声を発していた時間は総合計30分くらいかな。電話でもいいから近況報告をしたい。あのこは元気かな、私は風邪をひいたよ。鼻水が止まらなかったけれど、友達が風邪薬をくれたんだ、そしたらね、瓶の蓋が固すぎて笑いながらその日は諦めて寝ちゃったよ。もうだいぶ落ち着いてきたよ。急に毎日が寒いけど体調を崩さないようにしてね、

 

夜更かしをして私の話をきいてくれてありがとうね、。

 

お題「秋の夜にしたいこと」