おなかすいたね

 

 

洗濯機と炊飯器のすいっちを同時に押してお布団で待ってる。

ベランダから強い光が差し込む。川辺に咲いてる桜の花びらがここまで飛んできてる。この地で見る桜は最後かなぁと思って隣人を誘ってお花見をした。柏餅とかおかしとかお互いに持ち寄って食べて話をしながら歩いた。生とか死とか、じぶんが生まれた三日後におじいちゃんが亡くなったとか、もうそろそろお別れだとか、散っていく桜を見て歩きながら話をした。ここにある花びらはいつの間になくなるんだろうね

 

絶賛就職活動中なのを忘れてぼんやりしている。4社受けて2社落ちた。たぶん、もう1つの会社も落ちたと思う。赤裸々すぎる面接をしてまった。こんなことは話さない方がいいんだよなぁと思いながら、第一希望は落としてないのでそこへ向けての練習のつもりだけど、お祈りメールをもらう瞬間は誰かに隣にいてほしい。バイト先の人にお祈りメールの話をしても全然伝わらなくて、「あなたの今後の就職活動をお祈り致します」のメール、つまり「だめでした、次がんばれ!」みたいな意味を持っていると毎回説明する。時代なんだろうなあと言われる。企業の人の面接の最後に「なにか質問ありますか」と聞かれたら「もし、ここ落ちたら私はどうしたらいいですか?」て次は返してみようかなぁ。高校受験は「落ちたら家で一生家事してろ」と言われたけど、もうだれもそんなこと言ってくれないね。

 

外側に生えた親知らずがほっぺを刺して痛い。雨の日に自転車で出掛けて車が道を阻むからゆるやかに止まったら、滑って転んで左側が小さなアザだらけになっている。なんともない顔で左右を確認する運転手に「おまえのせいだからな」と思ったけど、完全に私のせいでしかないことがわかってて虚しい痛くて悲しい。足から血が出ていたけど、歯医者さんで気づかれなかった。足よりおしりが痛いけど、痛くもないところがなんだかいちばん痛そうに見えてしまうね

最近の生き甲斐が朝ドラ「半分、青い。」だから珍しく早起きしたりしてお布団の中でうにゃうにゃしている。前に好きな芸能人を聞かれてその年でいちばんときめいたドラマってなんだろうと考えたときに、「とと姉ちゃん」の星野さんにアーとかうーとか言いながらきゅんしてた。「坂口健太郎」と口に出して言ってから坂口健太郎をとても意識してしまってこここここれが恋!?なんてね。佐藤健の俯瞰した「このとき俺たちはまだ…」みたいなナレーション聞くだけでウワーーーー!!!となる。少女漫画大好きなんだよな 佐藤健別にそんなに好きじゃなかったのにな あれで男子中学生はかなりムリだと思ったけどな。喘息持ちの設定だからしなないで!と今から願っている。

 

一回の寝坊で自費で3000円払ってレントゲンを撮った。我ながらきれいなレントゲンだった。保健室の先生に「(出費が)痛いよね」と言われた。でも、わかんないでしょう。親から仕送りもらってないその辺の学生とは財布の事情が違うの、私が四時間アルバイトしなきゃ同じ額が手に入らないの、知らないでしょうと冷たく思ってしまう。お財布が貧乏で心も貧困になったら悲しい。早歩きで別のところへ、違うことを考える場所へ、進め進め

 

ピーッピーッ

ぬるいからだを起こしてほかほかのご飯たべよ

 

 

お題「朝ごはん」

 

 

 

東京にいた

 

東京にいた。車中泊合わせて六日間の帰りの夜光バスの中、足のむくみがひどい。

初日は、充電できるところと、freeWi-Fiにありがとう!と思ってたのに、コンビニどこに寄っても外国人ばかりだし、上を見上げれば小高いビルばかりで自分のアパートが恋しすぎて朝から泣いてしまった二日目。ビジネスホテルのシングルの部屋の大きなベットに小さく丸くなって眠った。

 

その夜、友達とカプセルホテルへ行って「寂しすぎてつらかった」ことに共感しあい、ニコニコがとまらなかった。人恋しさが空腹だったみたく、気心許せる相手がいることがすごく幸せだった。電車に乗っておみくじ引いて、ホテルまでの飲み屋街にびびり、着替えるまで入ってこないでねの契約のシャワールームと、二人でひとつのコインランドリー回して、外人ばかりの部屋にびびりながら、夜更かししていた。「自分の家みたい」と笑った友達を見て安心していた。

 

「東京名物!串揚げ!」の看板に「東京は串揚げが有名なの?」と聞かれ、「東京は何もないじゃん」と言いそうになって「なんでもあるけどこれといった特徴は」と付け足した。何でもあるけど、何もない。

バレンタインなんて本当に関係のない夜だった。

人が居すぎて本当に疲れた。あそこで立っている警察官は若いけど、たくさん勉強して納得してこれからもああやって生きてくのかなとか、地下のエレベーターから登って行くときにふと見えた床で眠っているホームレスにびびったり、コンビニで働く人の名札が「すずき(た)」さんなことに安心したりした。そういったことがある度誰かに伝えたくなった。「こわい」と思ったことを誰かで濁そうとした。

憧れはある。漫画で見た駅の名前、あの動画と同じ風景、田舎にはないコンビニ、期間限定の展示。田舎にないものが確かになんでもあるのだ。ただ、そのどれもが独りであることをより浮き彫りにさせるような気がする。分かんないけど 谷川俊太郎展行けてたら泣いてなかったかもしれないけど。

いけなかった展示の墓として本屋さんへ向かう。やっぱり行きたかった。

私は東京が好きじゃない。仙台の小高いビルを見ていても思う。ここでは生きていけないと、なんどもなんども思ってしまう。 生ぬるい温度の中でずっと眠っていたい。夢もないし、大好きな友達がいることしか好きになれない。

 

 

 

また来週も夜行に乗って、

 

 

 

 

バイトなんか行かないで

 

 

 

ってしぬまでに言ってみたい。」って言ったら「メンヘラ…」って言われた。全然行っていいし、私なりに可愛くなるよう冗談ぽく笑いながら言うので…

 

実家に「最近春休みはじまった」みたいな連絡をしたけど、本当は一ヶ月以上前から春休みで、帰るタイミングが分からなくなってる。なんか、それぞれ人生の分かれ目にいてそこに私の居場所をどう見いだしていいか分からない。

はっはっは

 

私が生まれた時の父親と同じ歳なのに人と両思いになったことないことに危機感を覚える。

ずっと男が苦手で怖かった。物心つく前から父親と祖父以外になつかなかったらしい。更に、小学校ではボスみたいな女に「男子と話すな」と言われ、男子には持ち物を触る(A君の机を動かす程度)と汚いものに触れられたみたいに手でピッピッと払われた。中学から怪しげな不審者に3年に一度声をかけられるし、田舎特有の「男子と話す女子=ビッチ」みたいなのが嫌であんまり話さなかった。ビッチと噂されるような子とは普通に仲良くしてた。高校のとき好きな人はいたけど、同年代の男子が苦手なまま、そんなこんなで大学へやってまいりました。

年をとるにつれて徐々に男が少なくなる環境に身を置きつつも、克服(普通に話せるように)できたのはバイトだった。シフトがだいたい二人でバイトは四人。うち男女半々だったので、必然的に話さなくてはいけない環境になる。世の中には男か女しかいないんだ…いつまでもビビってられない…と思うのと同時に、気さくで優しい人たちだったので、嫌がられない!ここにいてもいいのかもしれない…と思えるようになり、そこのコミュニティ以外でも普通に話せるようになった。まあ、バイトは店長に目をつけられてここにいない方がいいのかもしれない…と思ってやめちゃったんだけど。

 

「彼氏できた?」って聞くお父さん、いつも返す「できてないよ」は本当だけど、いつまでも男が苦手で嫌いで奥手だから私に彼氏ができないんじゃないと思うんだ。

困ったとき、誰に頼ったらいいのかが分からなくてバイトが終わって泣きながら帰ってくる誰にも悩み相談ができない自分がいた。こないだ「ラインの返事いつもしなくてごめん」て連絡くれた友達に「気にしてないからいいよ」って言ったけど、どこかで友達に対して諦めて冷めてる自分がいた。友達が「泣きながら親に電話した」って話をする度、自分をさらに後ろから俯瞰する感覚になる自分がいる。もうずっと泣くときに誰かを思い浮かべることがない。そうして、誰にも期待してない自分がいることに気がついた。人に期待していない、信用していないから友達や恋人みたいな深い絆を感じられるような関係がつくれない。

それを悲しく思うのと同時にこれが楽だと思っている自分もいてこわい。一人暮らしは最高。遅く帰ってきても、何を食べても誰にもなんにも言われない自由最高。

ラブソングを聞くたび、私にこんな感覚を歌える感覚がないということに、とてもがっかりする。星野源aiko大塚愛も好きだけど本当は分かんない。分からない。解れない。

人があたたかいということになかなか気づけない毎日に生かされて、ふとした瞬間に寄りかかられると震えそうになる。物理的にも、心理的にも私はずっと独りな気がしている。

「奥手」だから彼氏ができないなら、よかったのになぁ。美人な友達とふたりでヘアピンおそろいで買って「彼氏できるよ」と囁かれる。彼女の言葉はいつも魔法みたいだ。

無双八つ当たりモードで全員しねってどんな音楽も漫画も全然入ってこない日がある。いつか、あれやこれが思い浮かばなくなって、思考がとまって何も作れなくなる日がくるのかなぁ。

本物のメンヘラだから誰にも愛されやしないや。食べることばかりでなんだか薄暗い日々に鮮やかな服が欲しいな。

 

ピンクのネイルでも買いに行こうかな

 

 

今週のお題「ホワイトデー」

 

 

男がすべてじゃない。女がすべてじゃない

 

 

でもこの世には男と女しかいない

 

 

私が男だったら、とか、あなたが女だったら、とか男だったら、とかもうやめようよ。

違う未来があるような気がするのは分かるけど、この関係は性別込みの関係でしかない。私が女で、あなたが今ある性で築いてきた関係だよ。男だったらたぶん、こんなに話しかけてないし、こんなに優しくされて喜んでないし、女だから雑に扱われたりするんでしょ。関係を続けたいなら性別とか関係なく、機嫌とか分かるけど、私のことを丁寧に大切にしてくれ

 

 

女であるが故に降ってくる虚しさと不幸の数々みんなしね

 

恋心で高校を決めた

 

不謹慎である

 

 

でも、たぶんきっとそう。志望していたところが定員あふれて、友達が進路を変えて、じゃあ、私もそっちに行こうかなって思った誘惑の中に彼がいたと思う。

「この人ともう少し一緒にいたい」って心のどこかで思っていたと思う。当時そんなにはっきりした自覚はなかっただろうし、自分で簿かしていたと思う。

元々志望していたところより偏差値はあがって勉強して受かって。三年間彼を見届けた。一年の早々に他校に彼女つくってるの知ってて目でずっと追いかけていた。

恋愛にだけ目を向けるとそんな高校生活だ。

 

やりたいことがない。ずっとずっと今だけが目の前にあってそこしか見えない。だからそんな高校の選び方をした。自分の頭で行けるところは限られていたけど、田舎の学校、偏差値なんて竹の子の背比べで、とりあえず公立の中から選んだ。滑り止めも受けずに

 

反対に大学を決めるのは早かった。早くに決めろと言われていたこと、「普通科の高校生なんて就職できない」と言われて(絶対そんなことない)進学が当たり前かのような気がしていたし、見ている世界も狭かったからとりあえず、住んでいるところから通えそうなところが見つからなかったので東北で調べて素敵だな、ここなら入れるかなと思って受験した。

もちろん、オープンキャンパスに行って受験時に提出しなければならないものを持っていき、アドバイスを受けて作り直して面接した。本当に早々に決まった。行きたいと思った大学も、進路先も高三の夏の終わりくらいには「本当に?」と思いながら全部決まっていた。

 

そして今、就職活動。選ぶ権利をふるった上で、御社にふるいにかけられる。御社ともっといたいと感じられる所、早く見つけて猛アタックしていきたい。

 

と思うのと同時に誰とも両思いになったことないのに、私、どうなっちゃうの〜〜?

とりあえず、ラブレターとしてESと履歴書書こう。斜陽を読んだので、そんな感じのラブレター書いてこう。

 

 

 

 

 

好きなら態度で示してよ

 

ほら、みんなで抱き合おう

 

 

言葉ってとても便利だけどさ、「いつでも頼ってね」というなら私の返信をちゃんと見てね

「好き」と言われなくても、好かれているなと思わせてくれる人。物をくれるとか、「大事だ」「大切だ」「お前のために」とかじゃなくて、ちゃんと見ててくれて、話を聞いて、覚えていてくれたらそんなこと言われるよりずっとあなたを信じていられるのにな

「寒い」に「あったかくして」、「おなかすいた」に「食べて」じゃなくて、もっと目線を合わせて話をしよう。私の場合はこう。あなたの場合はどう?一緒だねって笑ってくれてありがとう

クラスの人の名前をちゃんとなぞって覚える。私の名前は覚えてもらえなくても、悲しくなんてならない。覚えてもらえない私が悲しいのではなくて、覚えられないあなたたちが寂しいだけ

「私と一緒にいてたのしい?」って質問が既に楽しくない。私と一緒にいても、苦しくならないように できるだけ頑張るから嫌わないで。

「お前、いつも媚売ってるよな」は そうなのかもしれない。

「一緒にいると落ち着く」は こんな私でよければ、たまに落ち着きに来てください。そばに置いといてください。

人に頼ることが苦手だからナプキンをだいたい持ち歩いているけど、よく「ナプキン持ってない?」って頼られる。「はいどうぞ」「ありがとう」を繰り返していたら、いざというとき、自分の手元にナプキンはない。誰にも頼れないでいる私をいつかみつけてたすけてほしいです。私はナプキン屋さんじゃない、女の子を助けたいけれども、自分をどう助けたらいいのか分からない。

 

10時間30分780円で働きました。抱きしめてください 。今日もお疲れさまでした