あたたかいココアに浸かってとけて死にたい

 

もう秋じゃん

 

ひとりで部屋にいる。部屋で絵の具で絵を描いたり、お腹が痛くてうずくまったり、こうしてブログを書いたり、スマホを見て虚無の時間を過ごしていたらすっかり秋になっている。午後になったらバイトへ行く。毎日そう疲れた。

昨日は海の方で花火大会で、友人が彼氏と浴衣を着て見に行くと楽しそうにしていた。下駄を買ったり、浴衣の写真を送られてきたりした。全部丁寧に返信したつもり疲れた。

バイトが終わって、自転車でアパートへ向かうと小さくトンと音が聞こえた。立ち漕ぎしながら振り返ると遠くの方で花火が上がっている。荷物を一通りおいてひとりで近くの川の橋を登って遠くで打ち上げられる小さな花火を見た。大学四年目にして始めてみた打ち上げ花火だった。まわりは家族連れで打ち上がるたんびに子どもたちが「たーまやー!」と叫んでいた。やっと、やっと見れたと嬉しくなって写真を撮った。カメラ越しの花火はより小さく映った。妹にラインで報告をした。

「花火ちっちゃ」「大学生になってやっと初めて花火を見たよ 今まで何していたんだろうねお姉ちゃん あ、バイトか(涙で前が見えない)」と送ると、「しょうがないよ大学の勉強もあったんだし お母さんが「やっとわかってきたか」って言ってるよ」と返信があった。

赤い花火が私の視界でちょっと揺らいだ。毎日がそう 私はひとりでいることにも、誰かといることにも疲れてる

これからひとりで強く強く頑丈にならなきゃだね あんな風に最後は綺麗に散りたい ね